U-12(6年生)
WBGT計
常にWBGTを測定し指針に則り活動を行っています。
WBGT(Wet Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)とは、熱中症予防や労働環境の管理に用いられる指標の一つです。WBGTは、気温、湿度、風速、日射などの環境要因を総合的に考慮したもので、次の3つの温度を組み合わせて計算されます。
- 湿球温度(Tw):湿ったガーゼを巻いた温度計で測定される温度。蒸発による冷却効果を反映しており、湿度の影響を示します。
- 黒球温度(Tg):黒く塗られた球体の中に置かれた温度計で測定される温度。太陽放射の影響を示します。
- 乾球温度(Ta):通常の温度計で測定される空気の温度。
これらの値を以下のように組み合わせてWBGTを算出します:
- 屋外の場合(直射日光あり):WBGT = 0.7 × Tw + 0.2 × Tg + 0.1 × Ta
- 屋内または日陰の場合:WBGT = 0.7 × Tw + 0.3 × Tg
WBGTは、熱中症のリスクを評価するために非常に有用であり、一定の値を超えると警戒レベルが設定され、運動や作業の中止が推奨されることがあります。例えば、日本スポーツ協会では、WBGTが28℃を超えるときには、特に注意が必要であるとしています。
水分補給/プレクーリング
A.F.C.AGUIでは、選手たちの健康と安全を守るために、最新の熱中症対策を実施しています。その一環として、噴霧器を使用した頭部および手掌の冷却とプレクーリングを取り入れています。
プレクーリングとは、運動前に体を効果的に冷やすことで、運動中の体温上昇を抑え、熱中症のリスクを低減する方法です。AFC-AGUIでは、特に頭部や手掌の冷却に噴霧器を使用し、これらの部位を集中的に冷やすことで効率的に体温を下げています。
この対策により、選手たちは暑い環境下でも体温を適切に管理し、最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートしています。AFC-AGUIは、科学的根拠に基づいた安全対策を積極的に導入し、選手たちが安心してプレーに集中できる環境を提供しています。
過密を避けて広いグラウンドで安全に練習
A.F.C.AGUIでは、選手たちの安全と健康を最優先に考え、過密を避けて広いグラウンドでトレーニングを行っています。これにより、選手同士の接触を最小限に抑え、十分なスペースを確保することで、快適で安全な練習環境を提供しています。
広いグラウンドを利用することで、選手たちは十分な距離を保ちながら効果的なトレーニングができるだけでなく、熱中症のリスクも軽減されます。風通しが良く、日陰を確保できる場所も多いため、暑い日でも安心してプレーできます。
A.F.C.AGUIは、選手たちが最適な環境で成長できるよう、継続的に環境改善に努めています。
ミーティング時の食事、睡眠、水分補給チェック
選手たちの健康管理を徹底するため、ミーティング時に食事、睡眠、水分補給など、選手個々の体調を丁寧にチェックしています。これにより、選手たちが最適なコンディションで練習や試合に臨むことができるようサポートしています。
ミーティングでは、各選手の体調管理状況を把握し、必要に応じてアドバイスやサポートを行っています。食事のバランス、十分な睡眠、適切な水分補給が行われているかを確認し、健康を維持するための具体的な対策を講じています。
A.F.C.AGUIは、選手一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、総合的な健康管理を重要視しています。選手たちの健康を第一に考え、継続的にサポートを提供することで、安心してプレーに集中できる環境を整えています。
サッカー活動中における落雷事故防止対策
A.F.C.AGUIは落雷事故防止対策として、活動場所に雷検知器(ストライクアラート)を設置しています。雷検知器は、近隣の雷の発生をリアルタイムで検知し、アラームで警告を発します。
- 安全確保のための迅速な対応:雷検知器のアラームが鳴った場合、選手やスタッフは躊躇なく速やかに活動を中止し、指定された安全な場所へ退避します。この迅速な対応により、選手たちの安全を確保し、落雷による事故を未然に防いでいます。
A.F.C.AGUIは、選手たちが安心してプレーできる環境を提供するため、グランドにおける責任者を配置し、常に安全対策を徹底しています。雷検知器の設置と迅速な退避行動を通じて、落雷事故のリスクを最小限に抑えています。